「うん、よく似合うね!」






「ありがとうジョニー!!
 嬉しいなーーー♪」





 の新しい団服は、基本はリナリーとよく似ていた
 でもスカートではなくショートパンツで
 腰にはイノセンスがベルトのように付けられるようになっている
 今はイノセンスが通してあり、右横にリボンのように結んで取り付けてある


「こうして見ると、羽衣って感じじゃなくなるね。」



「あ、それってやっぱり東洋の羽衣なの?
 虹霞って名前だからそうかとは思ったんだけど。」



「うん!」

 はそっとイノセンスに触れた。





「これね、おばあちゃんの形見なんだ。」


「そうなの!?」



「うん。」


 へーとジョニーは興味深そうにのイノセンスを見る。
 ちなみにリナリーはの元の服を洗濯しにいった
 なんて世話焼きなんだ





(リナリーに申し訳なかったよねやっぱり・・・)




「あ!そうだ、室長がこれ終わったら来るようにって。」



「コムイ室長が?」




「多分、任務じゃないかな!」












「任務!?」












 Spinning Dance ---5



















 コンコン


「失礼しますー・・・あれ、ラビとブックマン!?」




 ジョニーに言われ、室長室に向かった
 そこにはコムイとリーバー、それにラビとブックマンがいた






「おほー、団服が似合うねー。」


「ありがとう。2人はなんで・・・?」



「無論、嬢と共に任務に向かうためじゃ。」




「そういうこと。さぁさぁも座って!
 には記念すべき初任務の説明をするからね!!」


 コムイに促され、はラビの隣に座った。







「今回探索部隊がイノセンスの可能性ありと判断したのは、
 スウェーデンの南部にあるスコーネというところの奇怪現象だ。」

「・・・スコーネ!?」


 コムイが説明をすると、がワンテンポ遅れて反応した




「・・・そう、一応の故郷だね。」


「・・・そうですか・・・」
(近くにイノセンスがあったんだ・・・知らなかった・・・)




「へーはスウェーデン出身なんか?」

「うん、一応ね。」



「一応?」



「話を戻すよ。」


 ラビが疑問符を浮かべるが、コムイがそれを制した





「そこで探索部隊が待っているんだけど、
 AKUMA達も増えているらしいんだ。
 だから早急にスウェーデンに向かってくれ。」








 つまり、今すぐ行けということだった・・・


































「気をつけてね
 初めてだけど、緊張しちゃ駄目よ?」



「大丈夫だよリナリー。
 教団に来るまでにAKUMAと戦ったこともあるし、緊張なんかしてないって!」



 地下水路の船着場
 達を見送りに、リナリーやコムイ、リーバー達も来ていた




「ならいいけど・・・」


「もう!心配性だなーリナリーは!
 それより私の食べかけのケーキちゃんと残しておいてね!!」



「そこが重要なのね・・・。。。」




、そろそろ行くさー。」

「はいはい、んじゃねリナリー!」


 はラビに促され船に乗り込んだ





「それじゃー気をつけてね、いってらっしゃい!!」



「いってきまーす!!」





 コムイ達に見送られ
 3人は付き添いの探索部隊とともに出発した






















の故郷じゃ、いろいろと便利さね。」


「そうね。本当は英語も話せる国なんだけど、
 あそこは田舎だから英語を話せる人は少ないし、少し方言もあるしね・・・」



の住んでたとこの近くなんか?」


 は渡された資料に目を通した




「・・・そう遠くない・・・かな。」


 は資料の端をぎゅっと握った




「・・・?」



「ラビ、のことは詮索せんでいい。
 今は任務のことを頭に入れろ。」


「へいへい、ジジィは厳しいねー。」


 ラビの悪態に、ブックマンはエルボーを腰にかました

















 が過ごしていた村とは
 あまり距離があるわけではない、別の村
 そこが、恐らくの全ての始まり


















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よっしゃ!
任務だ任務!!頑張って書くよーーー!



2008 11 30


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